このリボンマグネットを購入する

※オンラインショップへ移動します

クリエイターインタビュー

フォトグラファー横山泰介さん

海とサーファーのポートレートを中心に活躍する写真家、横山泰介さん。飾らない人柄は多くの人たちを惹き付け、国内外を問わず、サーフィン界にその名を知らぬものはいない存在だ。横山さんが大学時代に撮った、パーフェクトに割れる稲村ケ崎の波の写真はあまりにも有名。横山さんが写真家として活躍するきっかけにもなった写真で「奇跡の海」とも称されている。そして今回、「リボンマグネット×トップクリエイターズ・チャリティ・プロジェクト」に参加するにあたり、なんと横山さんは、その大事な写真をデザイン提供してくれた。リボンマグネットに託した“海を愛する気持ち”とは……。横山さんに話を聞いてみた。

「リボンマグネット×トップクリエイターズ・チャリティ・プロジェクト」に参加いた だき、ありがとうございます! 素敵な写真を提供いただき感謝しています。

いえいえ、こちらこそありがとうございます! え~っと、どんな感じに仕上がったのか、見たいなぁ~。


横山さんの写真をリボンマグネットの形に切り取ってしまうことが、心苦しかったのですが……。こちらになります(横山さんの写真がデザインさ れたリボンマグネットのサンプルを見せる)。

お~! いいじゃないですか!


あ~、良かった! いままでのリボンマグネットとは、また違うタイプが出来上がりました!

この写真をリボンマグネットの形にデザインするのは難しかったと思いますが、いい感じだと思います。ありがとうございます。


横山さんのプロジェクトへの参加は、私たちにとってはすごくうれしかったことなのですが、横山さんが「リボンマグネット×トップクリエイターズ・チャリティ・プロジェクト」に参加を決めて下さった意図を教えて下さい。

ボクの人生は、もともと“波乗り”から始まっている。そういう意味では、海はボクの生活の一部なんです。長年、海から世界を見ていると陸地の変化が手に取るように分かる。開発の様子や環境の変化が、ね。何かしなくちゃいけない。仲間内でいつも話しているテーマなんです。ただ、ひとりで何かするには限界がありますよね。いろいろな人に自分たちのメッセージをアピールするには、今回の企画はとてもいいなと思ったんです。ボクのリボンマグネットから何か感じてくれる人がいるとすれば、とても有意義だな、と。地球の70%以上は海ですから、人間が生きている以上、海は切り離せないものですよね。特に日本は島国なんだし。未来のことを考えるとホントに大丈夫かな、と思う。おそらく地球の状態はもっと悪くなるような気がするし……。だからいまこそ、何かしなくちゃいけない。そう思ったんです。


リボンマグネットのことは以前からご存知でしたか?

知っていましたよ。例の2001年の「9・11テロ」のとき以来かな。その当時、たまたまアメリカに行く機会があったんです。そうしたら、みんなリボンマグネットをクルマに貼っていて……。その印象が強いですね。愛国心というか、反戦というか、リボンの形にメッセージを込めて発信していた。リボンマグネットって、メッセージを伝えるには、すごくいいと思う。だから今回、このプロジェクトの話をいただいたときに、「あ~、やりたいな」と。


最近は日本でも、リボンマグネットをクルマに貼る方が増えてきました。横山さんがお住まいの湘南・鎌倉地域は、リボンマグネットを貼っている方が特に多い。割合的にはサーファーのクルマに、よく見かけるような……。

そうですね、貼っているクルマ、見ますね! リボンマグネットって、クルマという動くものに貼るものですよね。それが、すごくいいと思う。メッセージがいろいろな人の目に触れることが出来ますからね。今回のプロジェクトに関して言えば、参加しているクリエイターさんたちが影響力のある方ばかり。そういう人たちがメッセージを伝えれば、広まっていくのも早いじゃないですか! そこがいいよね。メッセージをひとりで発信しても、限界がありますからね。


今回、リボンマグネットのデザインに、この写真を使ってみようと思われたのはなぜですか? 稲村ケ崎の波を撮ったこの写真は、有名な一枚。その写真をデザイン提供して下さったことに、私たちはとても感激しているのですが……。

他にも候補はあったんですけど、写真がもっている雰囲気を考えると、コレが一番いいかな、と。誰も人が映っていない波の写真って、今ではあり得ない。昔に戻ってこういう海をキープしたい……。そういうことを考えたとき、この写真を使おうと決めたんですよ。この写真は、どの人からも印象がよくて、“写真の持っている力はすごい!”ということに、改めて気づいた一枚。きっと何かあるんでしょうね、この写真には。人がいない海には、自分を入り込ませやすい。そういう意味でもこの写真はサーファーの目に留りやすいんだろうね。サーファーって単純で(笑)、テレビ観ているときも画面の後の方に波が映っていたら、内容なんてそっちのけで波の方に目が行くからね。


この写真に惹き付けられる人が多いっていうのは、すごく分かる気がします! そんな横山さんの写真がデザインされたリボンマグネット、どんな 人に購入して欲しいと思いますか?

どんな人でも! もちろん波乗りしない方でもいいと思う。デザインとか雰囲気だとかを好きだと思ってくれたら、それでいいですよ。今はね、この写真と同じようないい波を撮ろうと思っても、必ず人が写真のなかに入ってしまう。サーフィン人口が増えたからね。写真を撮った後にコンピュータで人だけを消すことも出来るんですよ。でもそれはあえてしたくない。ボクは今後、人が映っていない波シリーズ、撮りたいと思っているんです。秘境じゃなくて、メジャースポットでね。メジャースポットなのに人がいない場所を探したいね。波のいい日のことを僕たちは「THE DAY」って言うんですけど、海にはり付いて待っていても、いい波はなかなか来ない。だからいい写真も簡単には撮れない。


波って、天候だとか風だとか、たくさんの条件が揃わないと、いい波にならないですよね。

理想的な波の条件ってすごく狭くて、ちょっと風が強くても弱くても、ダメ。この写真を撮ったときは台風が来ていたんです。それで稲村ケ崎に行けばいい波が来ているって分かっていたから、オヤジのカメラを持って海に向かったんです。その日の夕方、海に入っている人がひとりだけいてね。その人が海からあがった瞬間、シャッターを押した。夏の夕方の一瞬。その後も波は来たけど、この一瞬が一番良かった。まだスープ(白い泡)が残っていてね。スープが映っているから、波の大きさもイメージできるでしょ。いまはもう、こういう写真は撮れないですよね。沖に魚礁やらなんやら出来てしまって、稲村ケ崎の波の力が弱くなったみたいで……。


長年、レンズを通して海を見ていると、海の変化に気づくことは多いでしょうね。

もちろんですよ! 護岸工事だってやみくもにしちゃうから、遠くが見にくいし、逆に危ない。おそらく他にもやり方があると思うんです。自然石を使うような方法がね。でも利権が絡んだりすると、一般の人にはアンタッチャブルになってしまうことも多くてね……。それから日本は、海で遊んじゃいけないという意識が強すぎる。だから日本にはマリンレジャーが根付かない。海に対する知識も経験も育たない。海に囲まれた国なのに、もったいないよ。サーフィンだけじゃなくてマリンスポーツ全般に言えることだけど、日本人にとって世界の壁は厚い。水に接する機会を奪われているからですよ! 子どもたちのためにも、小さい頃から海に親しむ環境を作ってあげなきゃいけないよね。そうすれば、環境のことなんか、自然に考えるようになると思う。


今回、寄付先に“サーフライダーファウンデーション”を指定されましたね。

以前から、なにか機会があるたびに一緒に組ませてもらってます。すごくいい組織ですよ。


横山さんは世界の海を見て回っているわけですが、海に対する意識は国によって違いますか?

先進国の人はすでに環境問題の意識が定着しているので、何か問題があってもすぐ軌道修正をするんですけど、実は、きれいな海に囲まれた後進国の人ほど、海にモノを捨てちゃう人が多い。こういう場面を目の当たりにすると、環境問題の情報をきちんと伝えていかなくちゃいけないと思うんだよね。ただ30年くらい前は、日本もビーチにタバコの吸い殻がいっぱいだった。人って少しずつ学んでいくんだろうな。いまじゃ、そもそも煙草を吸う人がいないけど(笑)。ただね、サーフボードだって石油製品だし、写真の現像液だって、環境に悪い。だからあれもダメ、これもダメって言い出したら、何も出来ない。だから出来ることからやればいいと思うんです。いまからアナログには戻れないですよね。パソコンがなければ仕事にならないわけだし。ネットワークが繋がることで助かる命だってあるかもしれない。


なるほど。ちなみに“社会貢献”ということについて、どう思いますか?

程度の問題もありますよね。明日のご飯にも苦労している人が、誰かのために何かをするって難しいじゃないですか。でも成功してお金持ちになった人は、社会に恩返しすることに積極的でもいいと思う。まぁ、無理せず自分が出来る範囲で貢献すればいいんですよ。


ところで横山さんは、ご自身の写真がデザインされたリボンマグネットをクルマに貼る予定ですか?

あ~、照れくさいけど貼りますよ。あまりクルマに何かを貼るタイプじゃないんだけど、まぁ貼ります(笑)。


横山さん自身がクルマに貼って下さると影響力が大きいです。ありがとうございます!

ボクたちには地球のためにやらなきゃいけないことがいくつかあって、リボンマグネットのプロジェクトに参加したことは、あくまでもその中のひとつ。波乗りをやっているからこそ、その気持ちに火がついた! これからは地球にお返しするだけ……。まぁどれくらいできるか分かんないな~。でもボクひとりで頑張るよりみんなでやった方がメッセージは伝わるでしょ。ボクは“FLOW” って言葉が好きなんですけど、まさに時代はこういう“流れ”なんですよ。いい流れには、人は自然に乗っていく。裾野は広がっていくハズなんです。だからこそリボンマグネットは一過性のものではなく、しっかり根付かせていきたいですね。ボクはボクができることを、やっていきますよ!


横山泰介さんありがとうございました。

このリボンマグネットを購入する

※オンラインショップへ移動します

ページトップへ