

「クルマ社会」といわれる現在、痛ましい自動車事故が頻発するなかで、父親や母親を失った子供たちは、ある日突然「交通遺児」となり、不安がいっぱいの人生を歩み始めます。たとえ高額の損害賠償金などが支払われたとしても、一家の柱を失った家庭にとって、長期的に生計を維持し、遺児の学費を確保していくことは決して楽ではありません。このような遺児家庭の生活基盤の安定を図り、子供たちの将来を少しでも明るいものにしてあげたい・・・という願いから、昭和55年8月、国と民間団体の協力によって財団法人交通遺児育成基金が設立され、交通遺児の育成事業が始められました。
交通遺児家族の生活基盤の安定を図り、子供たちの将来を少しでも明るいものにしてあげたい…という願いから、1980年8月に交通遺児育成基金が設立され、交通遺児の育成事業が始められました。
交通遺児育成基金制度は、自動車事故で亡くなられた方の残されたお子様が、損害保険会社などから支払われる損害賠償金・保険金等の中から、拠出金を交通遺児育成基金に払い込んで基金に加入すると、これに国や民間からの援助金を加えて安全・確実に運用し、満13歳未満から満19歳に達するまで育成給付金を支給していく制度です。
現在加入している遺児は1500名近くに達しています。
※拠出金—損害賠償金などの中から、遺児1人あたり、加入年齢に応じた金額を拠出金として交通遺児育成基金に払い込むことです。
また、援護活動の一環として、自動車事故対策機構が主催する「交通遺児友の会」の集いなどに加入者とその家族が参加できます。
設立当時は交通戦争といわれる時代で、交通事故が大変多く、死者数が年間1万5千人を超えていて一つの社会問題でもありました。
2007年の交通事故の発生件数は約80万件、死者数は54年ぶりに6000人を下回りました。
年間約80万件の交通事故件数はとても多い数字です。
昔に比べると、シートベルトの着用、エアバック装置の導入など安全対策の強化や救命・救急体制の充実、飲酒運転の取り締まりなどにより死者数は減少しつつありますが、事故件数そのものは高止まりにあるのが実態です。
現在は高齢者と小さな子供が犠牲になるケースが多いです。
自動車事故対策機構が全国の各支所で年1回、夏休み期間中に友の会の集いを開催し、色々なイベントを行っています。テーマパークへ行った り、そばの手打ちなどの体験会を企画実施しています。当基金の加入者もそれに参加できるようにしており、同じ境遇の方が集まって交流できるふれあいの場と して喜んでいただいています。
その他には、書道、絵画のコンテストを一年おきに実施しています。今年は書道コンテストが行われ、3月に表彰式が行われる予定です。また、読売ジャイアンツの二岡選手が交通遺児で、ジャイアンツの試合にご招待下さっています。
当基金の行っている援護活動としては、このほか、オリジナルの卓上カレンダーを作成して全遺児に配布したり、コンサートへの招待を行ったり しています。
最近では、春・夏休みに映画鑑賞券のプレゼントを行っていますが、この企画はとても好評です。親子で映画鑑賞をする機会はなかなかないので、 親子の絆を深める良いきっかけ作りにもなると思います。鑑賞後に感想文を送ってもらい、季刊誌(smiles)上でご紹介させていただいています。
そうですね。このようなことを通じて遺児同士で同じ時間を共有しコミュニケーションをはかって頂けたらと思います。
これは団体のオリジナルキャラクターですが、実は名前がついていません。
季刊誌の毎号ごと、100%orangeさんという方にイラストを描いて頂いています。
賛助会員、ご寄付頂いてる方、関係者にお礼の意味も含めお送りしています。
これから小さいお子様が育っていくイメージとして黄緑色にこだわりました。
リボンマグネットは見たことがありませんでした。これからもっと増えていくと思います。
私達の活動にご理解、ご支援いただき有難うございます。
ご支援いただく方と加入者の仲介役になり、皆様のお気持ちやご要望等を加入者にも伝えていきたいと思います。
今後も活動趣旨にご賛同いただきお子様、ご家族の皆様のお役に立てるよう努めていきますので、感謝と共に今後ともご協力をお願い致します。