インタビュー

守山倫明様
サーフライダーファウンデーション 代表

◆ サーフライダーファウンデーション(S.F.J)

サーフライダー・ファウンデーションSurfiderFoundation)は、サーファーやボディボーダーの視点から海辺の環境保護活動を行なっている団体です。1984年にアメリカで発足し、現在アメリカでは4万人以上のメンバーが登録しており、日本・ブラジル・オーストラリア・ヨーロッパにはそれぞれ現地団体が発足しています。
日本ではサーフライダー・ファウンデーション・ジャパン(S.F.J)として1993年に発足、以来日本のサーフポイントおよび海辺の環境を守ることを目的に幅広く活動しています。

▼ サーフライダーファウンデーション(S.F.J)のHPはこちら
http://www.surfrider.jp/

どのような活動されていますか?

S.F.J.はいくつかのチームに分かれて活動をしています。

● 海岸調査チーム
サーフポイントカルテ(サーフポイントの健康調査)を作成しています。海の侵食はどれくらいか、季節によって変わる砂の変動状況などを問診・調査をしています。また、毎週一回、同じポイントで東西南北同から写真を撮ったりしています。

● 水質チーム
国土交通省が実施している水質調査に協力をしています。この調査をやる理由としては、サーファーに自分が入っている海がどのような状況なのかを知って欲しいということです。また、日本で最も人気がある湘南地区の水質調査を毎月行っています。

● ゴミ調査
年4回、10箇所で行っています。小さなプラスチックやゴミを拾い、データを取っています。ビーチをキレイにするのは喜びの一つです。

● 教育チーム
小・中学校からオファーがあり、海や自然のことを教えたり、紙芝居を使用して分かりやすく説明をしています。海からゴミを持ってきて、自然の物とそうでないものを分けてもらったりします。実際にイソギンチャクなども触ってもらいます。私達はビーチを教育の場所と考えており、「これが海なんだよ」と子ども達に環境教育として教えたいと考えています。
疑似体験としてサーフボードに乗せたり、体育館でスケートボードに乗ったりする出前授業も行っています。

● 六ヶ所調査団
青森県六ヶ所村にある核燃料再処理工場から放射能問題に取り組んでいます。

● 翻訳チーム
世界との共通認識のもとで「渚を守る」ということを趣旨としています。
翻訳しているメンバーを募って、世界中から収集した色々な情報を即座に翻訳しています。

● 地域のネットワーク
S.F.J.サポートが地域間で情報交換をしています。例えば、どこかの地域でビーチクリーンをすることが決まったら、すぐに情報を流します。札幌、千葉、東京、湘南、名古屋、大阪、宮崎、沖縄にネットワークがあり、常に情報を共有しています。

あとは、初めてS.F.J.の活動に参加した方も入りやすいように交流会を行っています。サーフミートという活動もおこなっており、実際にサーフィンをして海について語ったりしています。
イベントシンポジウムも年に2回行っており、S.F.J.の活動発表をしています。


全てこの活動はサーファーの方々が関わっているのですか?

はい、殆どは社会人サーファーの方々です。学生のインターンもいますし、学生にも良い環境に対しての勉強になると思います。一番活動をしているのは20代~30代の方です。男女、国籍、宗教は全く関係なく活動をしています。


海外のサーフライダー・ファウンデーションもそれぞれ活動しているのですか?

はい、しています。ブラジルでは、ストリートチルドレン対策としてを海に連れて行って更正しています。実はサーフィンは縦社会的なところがあり、厳しい部分があります。

S.F.J.としては、今後、ニートやひきこもりの子ども達を海へ連れて行こう計画を立てています。サーフィンを体験してサーフィンの面白さや辛さを実感してもらえればと思います。


サーフィンは実際にやると本当に難しいですね。

そうですね。自然のダイナミックさや、怖さも知ることができます。サーフィンスクールで、「波止めてください!」と言われたこともあります。


守山代表は何年サーフィンをされているのですか?

33年です。

S.F.J.の使命と目標は何ですか?

使命としては、純粋に「海を守ること」です。そして、今は「海を守り育てること」へ進化しています。

環境保護ということもありますが、教育の場だと思っていますし、災害に強い海に育つようにしていかなければいけません。海浜植物があるということは根がはりますし、ビーチを守ってくれるのです。

ミッションとしては、私達が考えていることを国や多くの人達に伝えて企業を変えられるようにしていきたいと思います。

目標は、もう一度自然再生をすることです。きれいな海で寝そべって、子ども達が遊ぶ所がどうして汚いのか?これは社会の構造自体がおかしくなっているということです。こんなに素晴らしい場所を守り育てることが大事です。そいうためには色々な壁がありますが、その壁を一つひとつ打ち破るためには、ただ反対運動するだけではなく、理論上やデータで示すことが必要です。

以前、海外のゴミが日本へ漂着しているというニュースを拝見しましたが、深刻な問題ですね。

そうですね。日本のゴミもハワイに漂着しています。カムチャッカ半島にもです。カメがビニール袋をクラゲと間違えて食べ死んでいます。これは死因の約8割にもなります。胃で消化できずに付着してしまうんです。

活動に対して、サーファーの方の意識が高いという印象を受けました。

海が大好きなサーファーは意識が高いと思います。
自分達でもUNPLUG BEFORE GO SURF(サーフィン行く時!プラグを抜こう!)と、節電・節約も心がけています。日本国民が何もしていないときに約2%の節電になります。海だけではなく、全てが繋がっていることを考えて欲しいです。


オリジナルで製作頂いたリボンマグネットの反応はいかがですか?

とても好評です。海を守っているという意思を表明しているので良いアピールになっています。

このインタビューページを見た人にメッセージをお願いします。

みんなきれいな渚は好きだと思います。それを守る為に私達は努力を惜しみません。心の中にあるやる気を出せば環境もきっと変わると思いますし、投げ出さずに目標に向かって進み行動することが大切だと思います。


サーフライダーファウンデーション・ジャパン様、
ありがとうございました。



Topへ